歴史上のクラシック音楽作曲家について紹介・評論します。

ブルックナー:交響曲第4番

ブルックナー:交響曲第4番 人気ランキング : 13,594位
定価 : ¥ 2,548
販売元 : BMGファンハウス
発売日 : 1998-08-21
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価格 : ¥ 2,421
ポピュラーなブルックナー

〜ベルリンフィル(BPO)が織りなす音は、北ドイツ放送響(NDR)のそれと比べて少し派手である。これを「ヴァントの繊細さに力強さが加わった」と取るか、「ヴァントの演奏にしては音が強すぎる」と取るかは、リスナーの嗜好によって180度変わるだろう。
このCDに収録されているのは、ブルックナーの4番。少し似た傾向のある7番や、迫力ある8番などととも〜〜に、この作曲家の作品群において常に一定の人気を保ってきた曲である。クラシック音楽ファンには、(ステレオ録音では)クレンペラーなどの名盤が有名だ。ヴァント自身がこの曲を初めて演奏(録音)したのは、1970年代のケルン放送響(WDR)とのコラボレーションにおいてであったが、熱心な音楽ファンの間では、当時から既に「クレンペラー盤を超えたんじ〜〜ゃないか」とさえ言われていた名演であった。それ以降もヴァントはこの曲を演奏/録音し続け、同曲だけでも数枚のレコーディングが遺されている。
さて、ケルン放送響盤から20年以上が過ぎ、ヴァント/BPOでの4番が実現した。結果は、どうだったか。
私の個人的な意見としては、この演奏は非常に多くの人にとって魅力的に聴こえるであろうと思う。ク〜〜ラシック音楽にあまり精通していない人でも、この演奏の凄さは分かるに違いないし(私の知り合いもそうだった)、すでにクラシックをある程度聞き込んでいる人にも、ベルリンフィルの力強さ(ヴァントに統率された「力強さ」だから、いつもよりもずっと安心して聴ける!)はやはり魅力的だろう。
ちなみに、ヴァントは生涯最後の演奏を、NDRとの「第4」と〜〜シューベルトの5番で終えた。この時の演奏もリリースされているので、聴き比べてみるとよいと思う。あなたの好みは、どちらでしょうか?〜

渾身のブルックナー。

ブルックナーの音楽はとても疲れる。繰り返しは多いわ、地道にクレッシェンドで盛り上げていくわ、終わったかと思ったらまだ続いたりするわで、私にはとてもついていける世界ではない。とはいえ、ブルックナー人気は不滅だろうし、こうなると私も好き嫌い言っている場合ではないと思う。
ブルックナーの交響曲で、一番入門的なのがこの交響曲第4番だ。私はまだブルックナーに関しては初心者で、ここから先にはあまり進めないでいる。そして、ヴァントという指揮者はブルックナーを振らせたら一流などということを言われている。そして私もそう思う。ブルックナーに限らず、ドイツ音楽をあれだけ緻密に構築できる指揮者はもう出てこないかもしれないといった感じである。
ブルックナーを疲れると思って!!!た私も、さすがにこの一枚を聴いたら「憑かれて」しまった。ヴァントが細部にこだわっているのがよくわかるのだが、それが全く嫌味に聴こえない、完璧な形式と人間的な表現豊かな演奏であると思う。

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