ベートーヴェンの贈り物 ~チョン・ミョンフンこども音楽館~
子どもたちにクラシック音楽を慣れ親しんでもらうために企画されたイベント「こども音・楽・館2003」。世界的指揮者、チョン・ミュンフンを指揮と監修に迎え、東京フィルハーモニー交響楽団が演奏を担当。と聞けば、子ども向けとは言っても決して“子どもだまし”な企画でないことはわかるだろう。
テーマはベートーヴェン。その代表的な交響曲がダイジェストで演奏されるのみならず、ベートーヴェン本人(を演じる俳優)が登場し、楽曲の構成やそれができるまでに至った経緯を解説してくれる。ベートーヴェンが「ロックのリズム」をすでに使っていた、などというエピソードは、大人が聞いても「へえー」と思ってしまうのではなかろうか。耳が聞こえなくなってなお作曲を続けた不屈の人として知られるが、楽曲そのものもまた、彼の反骨精神を色濃く表していたのだとよくわかる好企画だ。(安川正吾)
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こどももおとなも楽しめます |
ベートーヴェンの音楽は、クラシックファンにとっても、音楽家にとってもかけがえのないものだけれど、初心者にとってはややとっつきにくい面もある。ところがこのDVDは、俳優扮するベートーヴェン本人と指揮台に立つチョン・ミュンフンが進行役になって、その生涯や交響曲の聴きどころを解説しながら「いいとこどり」で演奏するので、とても楽しめた。
価格もDVDとしてはお買い得なので、ピアノやヴァイオリンを習い始めた子どもたちへのプレゼントにもよいかもしれない。

