ベ−ト−ヴェン・ピアノ・ソナタ 第8番ハ短調作品13「悲愴」
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園田高弘というフィルターを通したベートーヴェン |
全編にわたって園田氏自身の手によってペダルとアーティキュレーションを補完しているのが特徴の楽譜です。したがって専門家には向きませんが、初めてこの曲を弾く人には大変有用だと思います。初心者にいきなりヘンレ版で弾けと言っても無理ですからね。プロの演奏者の理想と、一般レスナーの現実は違います。
なお、この楽譜ではオリジナルと補完部分の区別がつきにくいので、上級者は原典版を別途購入する必要があると思います。また、解説において「第一楽章の提示部をリピートする際には、序奏まで戻って弾くことは自明である」などと断言しておられますが、いかがなものかと。実際には序奏を繰り返さない人も多く、判断は個々の演奏者にゆだねるものだと思います。こういうところが園田氏らしいと言えばらしいのですが、彼の思い込みや独断で書かれた部分も多いので、あくまでも園田氏というフィルターを通した楽譜・解説であることを意識した方が良いと思います。
特筆すべき点として、運指が手の小さな日本人向けに工夫されていますので、ほかの原典版よりは弾きやすいと思います。ヘンレ版は10度が届くのが前提の運指になっており日本人には苦しいので、そういう方は参考になさると良いと思います。
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手を入れすぎな感があります |
ペダルの踏み方、アーティキュレーションにかなり著者が現代のピアノ用に手を加えているので、著者が本中で述べるように、この数年の”原版主義”からはかなり外れたものとなっています。
たしかに、作曲された当時とはピアノそのものがかなり異なるのは事実ですが、私の考えには反するものが多い譜面です。
したがって、原版の好きな方やペダルの踏み方・曲想のつけ方などを自分で研究するような上級者には不向きと言ってよいと思います。
私も、原版に近い譜面でこの曲を学んだので、この譜面を見ながら弾くと、正直かなり違和感を感じます。
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良心的な楽譜です。 |
1200円程度の期待をして購入したのですが、ペダルの踏み方など、高度な面まで記入されていて、非常に得した気分でした。この楽譜なら、買って損はありません。



