ショパン:ワルツ集
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純粋無垢な美しいショパンワルツ集です。 |
夭折の天才詩人リパッティが、その晩年、白血病と闘いながら命を削る思いでレコーディングに取り組んだという伝説の名演です。噂にたがわぬ、気品あふれる感動的な演奏で、多少の録音の古さも、そのクリアーな音色と、純粋無垢な清潔でしゃれた演奏センスによって全く気になりません。「何も引かない、何も足さない完璧なショパンのワルツ」がここにはあります。コルトー、フランソワ、ルービンシュタイン、アシュケナージ、カツァリス、ヴァーシャリ等様々なピアニストの演奏を聴きましたが、古今東西のショパン・ワルツ集の決定盤と言ってもさしつかえ無いでしょう。
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ワルツの美しさを満喫できます |
ショパンのワルツで久々に買ってよかったと思える演奏です。
今まではルービンシュタインをよく聴いていたのですが、全てに満足していた訳ではなく他のピアニストより良いというだけで、実際"Grande valse brillante"や"valse brillante"などはちょっと違うなぁと感じていました。(ルービンシュタインの演奏は大変素晴らしいのですが)
リパッティの演奏はコルトーともルービンシュタインとも違い、まさに必然の演奏に感じます。これほどいい意味で期待を裏切る演奏もそうそうあるものではないと思います。
音質を懸念される方もいらっしゃるかと思いますが、私の場合は演奏に心奪われて気にしませんでした。それよりも音質を懸念してこの演奏を聴き逃す方が残念だと思います。稚拙な表現ですが映画は素晴らしいがモノクロ映画だという事を懸念しているのに近いと思います。
お薦めです。
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曲がリパッティを待っていた |
リパッティと聞くとどんなイメージが思い浮かぶだろう?「夭折の天才」「儚さ」「繊細」「高貴な情熱」といったところだろうか。そしてこれらの言葉はまたショパンその人や、そのワルツ集にもあてはまる。
リパッティの弾くワルツは、まさにそのために曲と演奏者が生まれてきたかと思えるほど絶対的な魅力を放っている。誰もリパッティのようには弾けないし、他の誰の指の下でもワルツはこんな例えようもない美しさでは輝かなかった。
ピアノを、音楽を愛する人の永遠の宝物です。
他の小品もどれも素晴らしいが、中でもマズルカが神憑り的な名演。
ところでこの1950年ジュネーブ録音のワルツ集は以前は1947年ロンドン録音となっていた。単なる間違いだったのか、それとも本当に2回スタジオで録音しているのか。かかる疑問を解決する為にも、この世に残っている全ての録音が、早急に日の目を見ることを1ファンとしては望みます。
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心打つメロディ |
正直録音が1950年だけあって録音状態はわるく、いくらリマスターが発達したからといって音質の点では正直がっかりという感はいなめません。しかし、リパッティのかもし出す情感はひしひしと伝わってきます。強弱、ための使い方がすごく効果的で、本当にジーンときます。お勧めです。
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ショパン的 |
情感豊かだけれど、感情を露にしすぎることなく、優雅というか、上品さを持って演奏しています。大袈裟な表現などの俗悪さが微塵も無い、ショパンの趣味をそのまま表したような演奏です。これほどショパンの心に近づくことができた演奏は他に聴いたことがありません。ショパン本人もこう弾いたんじゃないかとさえ思われてきます。コルトーのルバートも見事なものですが、ショパンの心を聴きたいのなら、リパッティをお勧めせずには居られません。死を間際にした時の録音であるにも関わらず、この気品のある演奏を残してくれたリパッティには尊敬させられます。それと同時に、せめて人並みに長生きしてくれていたら、と思います。モノラルで、録音状態の悪さだけは残念ですが、この演奏を聴かずにはショパンのワルツは語れないっていうほど素晴らしい演奏ですので、ぜひ多くの方々に聴いていただきたいと思います。

