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ワーグナー:楽劇《ジークフリート》

ワーグナー:楽劇《ジークフリート》 人気ランキング : 38,279位
定価 : ¥ 6,090
販売元 : TDKコア
発売日 : 2004-11-26
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価格 : ¥ 6,090
新機軸。衝撃的な第2幕。

そのあまりに奇抜な解釈と演出で物議を醸し出したシュトゥットガルトの指環の第2夜ジークフリート。本作は4作の中で唯一、2名の演出家、ヨッシ・ヴィーラーとセルジオ・モラービトが協力して完成させている。歌手や演奏には多くの欠点が散見されるが、個人的には、第2幕の演出には強烈な衝撃を受けた。ファフナーとの対決の場面で大方の想像を大きく裏切って登場したのが、洞窟ではなく、張り巡らされた巨大な金網の存在。そして、その金網の中で殺されるファフナー役はなんとジークフリートと同じ格好(同じTシャツを着ている)をして、それが血に染まる。観客の方を見て、金網にもたれ掛ったままの血染めのファフナーの死体はそれだけでこれ以上ないほどのインパクトを与え、それはミーメの企みでジークフリートから殺されたファフナーと、第3夜でハーゲンたちに煽られたブリュンヒルデが協力したことで殺されるジークフリートの運命とを重ねて、やがてくる未来を強烈かつ非常にわかりやすく暗示させた演出である。ここにはさすがに脱帽した。この第2幕を見るだけでも価値がある新機軸のジークフリート。 もちろん、第1幕と第3幕も良くも悪くも「予定調和の完全崩壊」とも表現できる”期待と想像”を徹底的に裏切り続けて、凄まじい個性的な演出で彩りながら全編を貫いている事は言うまでもない。

外見の奇抜さだけにとらわれず、音楽と歌唱の優秀さを認めたい

奇抜な演出と、四部作をそれぞれ異なる演出と歌手で演じさせるという試みが賛否両論を巻き起こしたシュトゥットガルトの『指輪』の記録です。私も、特に神話世界を題材にしたこのような作品が必要以上に現代的にアレンジされてしまうことなどには、どちらかというと抵抗を感じるタイプの愛好家なのですが、他の方々のレビューにも見られるとおり、四部作の中でも最も論議を呼びそうなのがこの『ジークフリート』でしょう。(特に第三幕の演技と主役二人の容貌など(笑))しかし、実際に観てみると、自分でも意外なほど抵抗は感じませんでした。主役二人の歌唱がなかなか見事であったのと、演出家の意図を忠実に再現しようとする出演者たちの真剣な演技が好感をもたらすせいでしょう。自分でもちょっとけなしておいて言うのも何ですが、容貌や衣装や演出の奇抜さだけにとらわれずに、彼らのつくる音楽をじっくり味わってやってください。

吐き気がするほど醜悪

レーザーディスク以来、ほとんど全てのリングを持っているが、これまでにこれほど見なければ良かったと後悔した映像は無い。
このシュツットガルトのリングは「ラインの黄金」「ワルキューレ」でもそうだったように、矮小化、卑俗化が極端に推し進められており、音楽とは全く合わない。隠れ兜とかちょっとした小道具などにおもしろいものはあるが、それは瑣末なこと。「ジークフリート」では最後の2重唱が醜悪の極み。確かにあんなブリュンヒルデにセックスを強要されれば、ジークフリートも恐れを知るだろう。ちなみに「神々の黄昏」はさらにひどく、二度と見たくない。

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