歴史上のクラシック音楽作曲家について紹介・評論します。

ワーグナー:管弦楽曲集(1)

ワーグナー:管弦楽曲集(1) 人気ランキング : 7,074位
定価 : ¥ 1,700
販売元 : 東芝EMI
発売日 : 2001-09-27
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 1,530
カラヤンの鬼の様な美しさ、恨みの美しさ。

果たして、美学の中にこの様な美しさがあっただろうか、
美学概論にはモ−ツァルトの様な美しさは存在する。
この彼の長年の追及した時を越した美しさは何であろうか。
私はカラヤンが指揮者を超え、作曲家に成っていたら
地球を支配する人になっていたと確信する。
そこまで人間を、理性を、我を、魂を奪う病的な美しさだと思う。
そのCDから飛び出てくるカラヤンの魂の叫びが
我々の耳に突き刺すような美しさで入ってくるのだ。
涙なしに聴いていられるか。最上級クラシックだ。

最上の美の極致

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 皮肉ではなく、まさに「美の極致」だと思います。カラヤンの音楽は常に物議を醸して来ましたし、私自身も若い頃このLPを聞いて「こんなのはワーグナーじゃない」と思ったものでした。それほどに磨かれて美しい美しい演奏に仕上がっています。若い頃、その表面的な部分しか聴き取れずに不満をおぼえた訳です。
 でも歳を経て私は再度これをCDで聞き、滂沱と涙を流しました。ここにはこの世で最も美しい姿のワーグナーがあります。カラヤンは決して不誠実な指揮者ではありませんでした。彼は自分が若い頃から手がけてきたこれらのアダージョ系のワーグナーを、ひたすらに極限まで磨き上げていったのです。己の信念のもとに。そしてそれは誰も達成できなかった崇高な高みに達していると思います。
 タンホイザーのヴェヌスヴェルグの部分、ローエングリン第1幕前奏曲、いずれも素晴らしい。しかし真骨頂は、何と言っても最後に収録されている「イゾルデの愛の死」でしょう。カラヤンの同曲の数種の録音の中でももっとも優れたもので、「すきとおった白熱」ともいうべきアンサンブルの凄さに圧倒されます。
 若い頃、私は間違っていました。カラヤンが残したワーグナーの素晴らしさは、いまこのCDの中に不滅の光を放っています。

カラヤン

タンホイザー、トリスタンも良いのですが、やはりローエングリンの一幕の前奏曲が私は好きです。あの弱音の部分は、カラヤンが最も得意とする中の一つのセクションなのではと疑わさせるほど素晴らしい響きです。それを判らせてくれる録音も良いと思います。CDのマスタリングもそれなりです。後は、Uと同じような感じです。

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