ニーベルングの指環 上 講談社+アルファ文庫 D 48-1
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「ニーベルングの指環」道案内の書 |
ショルティやフルトヴェングラーの全曲盤を購入したにも関わらず、結局聴き通せずに「夜明けとジークフリートのラインへの旅」ばかり聴いていましたが、この本を拝見し、ようやく全編を聴いてみようと思うようになりました。宇野氏の解説は15年前に初めてその著書を拝見したときからその姿勢はずっと変わっておらず、推薦される作品に間違いはないと思います。確かにクナは超名演で、何度聴いてもワクワク感の連続です。ただ、できることならDVD映像についても推薦盤をご教示いただければと思いました。あずみ氏のマンガは、最初取っつきにくいかなと思いましたが、自然と最後まで読み切っている自分に気づきました。特にジークムントを殺さねばならないヴォータンの苦悩やブリュンヒルデとの語らいは圧巻だと思いました。
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長大なオペラ《指輪》を聴くための手引き |
〜以前から欲しかった、あずみ椋氏のコミック版《ニーベルングの指輪》が再発売された。原典に忠実な内容が、かえって、この本を読みづらくし、その結果絶版になっていたと思う。
氏は北欧神話・伝説をよく研究し造詣が深く、それは氏の訳に表れている。(あるサイトにあったが)渡辺護訳とあずみ版を比較すると(以下いずれもジークフリート)
渡辺護訳〜〜「わしには今は 片眼しかないが
それを見ているお前の眼が
もう片方のなくした眼なのだ」
あずみ版「今わしの隻眼を見ている
お前の眼は わしのなくした眼と同様に
盲いているのだ」
渡辺護訳「ああ子供らしい英雄よ
ああすばらしい若者よ
あなたは気高い行ないの
愚かな宝です」
あずみ版「子供のような英雄
素晴らしい若者
それとは知〜〜らずに
尊い行いをした人」
また《ラインの黄金》において
ローゲがヴォータンとともにニーベルハイム向かう途中ローゲの独白
もし"愛"を
犠牲になどせずに
簡単に指輪を
得られるのなら
あんたは黄金を
ラインの河底から
自分で盗んだに
違いない
これは、ワーグナーのテキストにはない。あずみ氏の解釈である。そしてこれこそ《指輪〜〜》の本質を言い当てている。
このコミック版《指輪》は、長大なオペラ《指輪》を聴くための手引きとなる。充実・秀逸の書。〜
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あずみ先生の本なのに・・・・・ |
あずみ先生の本なのに、一寸見るとそうでないような印象を受ける・・・・
其処になんとなく出版会社の意図するところが見えて一寸嫌。
あずみ先生は他の「名前ばかり騙りたがる」某作家先生達を突出してよい出来だと思います。ローゲの狂言まわしに続いて忠実に読み砕き少女マンガというレッテルを飛び越えて伝えています。
個人的問題ですけれどノートゥングとワルキューレの扱いが・・・・・・
思い入れが少ないような気がします。
多分この形でのオペラ上演という形ならば問題は無いのですが、折角漫画という小道具に凝れるメディアがあるので、其処をもう少し煮詰めて、もう一回改定加筆出版して欲しいです。
とはいえ、ニーベルングの指環の解りやすい入門書として、大変良いできなので個人的にはお薦めしたいです。
それなのに星が足らないと突っ込むあなた。余分な解説とアーティストを全面に出さない出版会社の姑息さがスポイル・ポイントであることを心に留めて欲しいです。
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待望の復活! |
数多い「指輪」のコミック化のうちでワグネリアンたちに最高の評価を受けている、あずみ椋版がついに復活した。ローゲの艶っぽさ、ハーゲンの影の魅力などは作者の個性であり、正統派のストーリーと程よくとけあっている。美しい絵でつづられたファンタジーマンガとしての魅力も充分。


