アダージョ・カラヤン
![]() |
いいんだけど・・・ |
私にとって、このCDは最初は、
「ただただキレイだなぁ〜っていうか、実はそれだけかなぁ〜」
っていう程度だった。
私は、クラッシックに詳しいわけでもなく、
ただただ、好きな曲や好きな指揮者のものを、
繰り返し聴く程度だったので。
このCDの指揮者のカラヤンも、私にとっては好きな指揮者の一人で、
私の中である一定の印象っていうか、
CDの封を開ける前に、いろいろな期待感を持って開けるのだが、
正直、このCDはちょっと期待はずれだった。
・・・っていうか、言い換えれば
「カラヤンが振らなくても」って感じだったのである。
カラヤンって、私にとっては、いい音を平均的に聴かせてくれるという、
当たり前すぎて、クラッシックの玄人はだしの人には、
嫌われてしまうかもしれないが、私はそんな認識の人である。
もちろん好きだし、演奏には感銘を受けている。
でも、このCDは、私が思うに「う〜ん・・・別にカラヤンじゃなくても」って
感じなのである。
もちろん、カラヤンの独特の感じは、曲の随所に感じられて、
いいとは思うのだが、あえて思えば・・・って感じである。
案の定、1回しか聴いておらず、
後は、ラックに入りっぱなしである。
何か違う観点で聴ける感じがあれば、ぜひ教えて欲しい。
![]() |
ヒーリング・ミュージックの原点 |
95年の時点で、ヨーロッパにおいて80万枚を売り上げた、という。すなわち、このアルバムはヒーリング・ミュージックの原点である。
また、いろいろな曲のエッセンスをとりだして構成するのが、ヒーリング・ミュージック・アルバムの特徴だ。しかし、本作品は、カラヤンの作品で統一され、その完成度、違和感のなさ、自然さで、他の追随を許さない。
すなわち、「互いになんの関連もない作品を次々に並べたような無造作な曲の配列」だが、カラヤンが純粋の美を求めた指揮者であったゆえに(耽美的と批判された)、その美学を前面に押し出したこのアルバムにおいて、各作品は、それぞれの持つ歴史的コンテクストを超えることになった(今西基之)。
多くのヒーリング・アルバムが忘れ去られた後も、なお、多くの人が、聞き続けるであろう名盤。
![]() |
アダージェットは本当にきれいだ |
まず思ったのはカラヤン、ベルリンフィルコンビで癒し系の曲目を選択したことの意外さ。このアイデアは面白いと思った。カラヤンはベルリンフィル時代、楽団員に大音量を要求してきたことで有名で、金管楽器の人が難聴になったとかティンパニ奏者が耳栓をしながら練習に参加したなどの逸話が残っている(「フルトヴェングラーかカラヤンか」テーリヒェン、より)。だから癒し系の曲目を集めたことに正直意外感と面白さを感じた。
肝心の内容について。一番感動したのはマーラーのアダージェット。この曲が凄くいい曲だと認識できるし、この曲は単独で聴いた方がむしろいいかもしれないと思った。カラヤンとベルリンフィルの凄さ、レベルの高さを実感できる。
ただ小曲については、やっぱりちょっと服のサイズがあってないかな?という感じがした。カラヤン、ベルリンフィルの凄さはやっぱり大曲、難曲をものすごくうまく弾くところにあって小曲をかわいくこなすことじゃないのだろう。カノンとかの小曲は、例えばボストンポップス、ジョン・ウィリアムズ指揮の方がよくまとまっている気がする。
ただこのCDを通じてあまり注目を浴びないカラヤン、ベルリンフィルの別の側面が見られて面白いと思う。
![]() |
アダージョブームの火付け役 |
☆クラシック・ブーム、そして、癒しブームを引き起こしたアルバムです。やはり、その冒頭には〈01:マーラー/アダージェット〉が並んでいます。タイトル通り、ゆったりとした心の安らぐメロディーが並んでおり、カラヤンも偉大ですが、それよりも、このアルバムを編集した編集者が偉大だったと思います。私の母のたいそう気に入っている〈08:アルビノーニ/アダージョ〉も並んでいました。私は基本的にスローで落ち着く曲が好きですが、人間、皆、最終的には癒し系に辿り着く気もします。
![]() |
なんと美しいっ!癒やし、号泣、沈考したいときにオススメ! |
私はクラシックは門外漢ですが、このCDは本当に大好きな一枚です!
1曲目のマーラーのアダージェットのあの盛り上がりで「うわああああっ!」と殆ど泣きそうです。こんなに美しい旋律がこの世に在るなんて!という感じです。
あと、8曲目のアルビノーニのアダージョ!「自分の葬式にはこれかけて欲しいなあ・・」と思うほど、しっとりとして切なく甘く胸を衝くたいへんたいへんた〜いへん美しい曲です!うわああああ〜ん!(←すでに泣いている)
他にも「カノン」や「G線上のアリア」など、耳にしたことのある名曲が入ってます。全体を通しての印象は、「壮大な美しさ」でしょうか。静かに天空を横切る月を感じたいとき、想像の美しい湖に深く潜りたいとき、はたまた深く傷ついて号泣したいとき、などなど、ロマンチックで切ない美しさがきっとみなさんに感動を呼んでくれると思います。
クラシックにド素人でも、センチメンタル、ロマンチック、メランコリック、耽美主義、文学好き、泣き虫さん、孤独をもっと極めたい方、ちょっとナル、センシティブ、な方々にはオススメです。このお値段もグー!


