歴史上のクラシック音楽作曲家について紹介・評論します。

マーラー:交響曲第1番「巨人」

マーラー:交響曲第1番「巨人」 人気ランキング : 12,999位
定価 : ¥ 1,300
販売元 : 東芝EMI
発売日 : 2005-06-22
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 1,300
今回のこのリマスターは成功してます

リマスターシリーズとしは,有名なものに独DGの「OIBP」,英EMIの「ART」,
英DECCAの「Legends」等々があり,それぞれ,リマスターが成功しているものもあれば,
むしろ「最初のCD化盤CDの音の方が良かった」と言われるレコードもあるし,
私も現に,そういうレコードに遭遇している.
この日本の東芝EMIの「決定盤1300」の24bitリマスターは,日本の東芝EMI独自の企画である.
東芝EMIの独自企画リマスターといえば,過去に「HS-2088」(88kHz/20bitPCM機材使用)と
名打ったシリーズがあったが,(もちろんシリーズ全てを聴いたわけではないが)正直,
あれは強引にダイナミックレンジを拡げたダケという感じの,粗悪なリマスタリングだったと思う.
今回の「決定盤1300」の24bitリマスターも,あの「HS-2088」を担当したのと同じエンジニアが
担当したという事で,購入し,実際音を出すまでは戦々恐々としていたのだが,
今回のこの盤のリマスターは成功している.そもそもこのレコードはデジタル録音なのだが,
このレコードの初発売当時は,オールデジタルコンソール(卓)は無かったので,
それだけでも期待を持てたが,この盤のリマスタリングは良い.
言うまでもないが,演奏も素晴らしい.テンシュテットという指揮者は私は結構デキフデキが
あった指揮者だと思っているが(それは手兵であったロンドンフィルがそうだったからかもしれないが),
ここでは80年代最高のアンサンブルを誇ったと言っても過言ではないシカゴ響が演奏しており,
最後の強烈な高揚に向けて,素晴らしい演奏を聴かせてくれる.
ノイズマイクの立て方が悪かったのか,演奏中の聴衆の咳払いなどのノイズがやや多いと感じたが,
演奏が与える感動は,それを補ってあまりある.星5つ満点の特選の1枚.

文句なし!!!

僕がこの曲を最初に聴いたのはショルティ(シカゴ響)の全集だった。その後色々な指揮者・オーケストラのこの曲を聴いたが、シカゴ響はやっぱりマーラーが上手いな〜と思っていた。
そんな時この「EMIクラシックス決定版1300」でテンシュテットの指揮を聴いたが、実に素晴らしい演奏で僕は感動した。金管が特徴的なシカゴ響の特性を十分に生かしきり、テンシュテットの堅実且つ大胆な解釈で僕らの心を揺さぶる。特に第4楽章の壮大さは筆舌に尽くしがたい。ライヴ・レコーディングということもあってか一発にかける意気込みも十分に伝わってくる。演奏後の観客の拍手の大きさを聞けば、是非この演奏を生で聴きたかったと思うに違いない。
同じシカゴ響を使ったという点でもショルティを超える演奏だと思うし、この曲の決定盤として後世に残したい名演奏だ!。

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