エフゲニー・ムラヴィンスキー
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貴重な財産 |
ムラヴィンスキーの貴重な映像であるが、映像にはノイズも多く音声もモノラルである。しかし、そのような事は見始めてから1分で気にならなくなる。それほどムラヴィンスキーのカリスマ性は素晴らしい。
あの目で睨まれたら、奏者はビビッてしまうこと間違いなし。ただし、ほんの一瞬浮かべる笑顔に人間らしさもうかがえ、「ひょっとしたらこのおじさん、優しい人なのかも。」と思ってしまう。
以前、LDでチャイコの5番(ゲネプロ?)がでていたが、このDVDに収められているのは別映像のコンサートのライブである。時々、会場の無意味な長写しなどあり意味不明な点がご愛嬌。
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冷血の皇帝ムラヴィンスキー |
凄い映像が出た!
レニングラードフィルを半世紀近く率いた鋼鉄指揮者、エフゲニー・ムラヴィンスキーと同フィルのライヴやゲネプロ映像集なのだ!
僕はジャズ畑の人間ゆえ、クラシックに関してあまり大きなことは言えないのですが、この人の指揮したものは音がピシッと張り詰めていて、スピーディーで切り裂くようなアクセントが魅力だと思います。
ビッシビシ行くからな、とは彼にこそふさわしいセリフでしょう。
ディスク1はブラームスの交響曲4番とおはこのチャイコの5番のリハーサルとコンサート、ディスク2は盟友ショスタコーヴィチの5番と8番のゲネプロとムラヴィンスキーへのインタヴューが収められています。
しかし映像を見ていて思うのは、何と彼の手の動きと形の美しいことか、!いうこと。
「独裁者」と呼ばれた人とは到底思えない優雅さです。
この手なら、催眠術のようにふらふらと言うことを聞いてしまうかもしれない。
案外、彼の鉄のような統率力の秘密はそんなところにあったのでは、と勘繰りたくもなる、まさに映像の魅力と言うべきでしょう。

